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イタリアからフランスへ

イタリアからフランスへ

こんにちは。
愛知県名古屋市のフレグランス(香水)スクール、ジャパンスタイルフレグランスの大野智恵美です。

香りの文化の中心はフランス。

と、よく申していますが、それはいつから?
香りの歴史は古く、古代エジプトや古代ローマでも、使われていました。
香りは、「どこが発祥ですか?」と、尋ねられることがありますが、人の歴史と香りの歴史は共にあるのです。
今のように、フランスのイメージが固まったのは、中世以降と言ってよいでしょう。

さて、では、そのきっかけは?
どんな歴史にも諸説あり、ですが、その要因の一つになったのは、イタリアからフランスに嫁いだ、カトリーヌ・メディチのアンリ2世との結婚ではないでしょうか。

そんなわけで、日本イタリアンジュエリー協会で、カトリーヌと香りについて、お話させていただきました。

画像は、日本イタリアンジュエリー協会の会長、豊田美幸さんが、イタリアを中心とした真珠の歴史についてお話くださっているところです。

歴史のお話うかがうと、今いる自分の時間は、ここだけ急にあるのではないな。
長い歴史でつながっている道の、私も、また途中なんだな、と、思ったりします。

1000人のお付きとともに、フランスへお嫁に行ったというカトリーヌですが、彼女の両親は幼い頃に他界、それからは、修道院や親類のもとを転々として育ったといいます。
政治的に穏やかな国ではないフランスに嫁ぐということ、どんなに心細く、また、自分を強く持たなければならなかったことか。

そんな彼女を支えたものには、香りもあったと想像します。

オレンジ
ベルガモット
ラベンダー
ローズマリー

彼女が好んで作らせた香りに、多く使われていた香りと言われています。

イタリアらしい柑橘とハーブの香り。

フランスで過ごす日々の彼女に、どれだけ力を与えたことか。

みなさまは、お気に入りの香りはありますか?
きっと近くにあって、みなさまの日々の支えになっているはず。

イタリアからフランスへ。
そして、世界へ。
香りは、いつも、私たちの近くに。



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