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漆香会

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こんにちは。
愛知県名古屋市のフレグランス(香水)メーカー、ジャパンスタイルフレグランスの大野智恵美です。

いよいよ21日から開催の〈視覚と嗅覚の連動・漆香会〉は、蔵が建ち並ぶ四間道の一角にある懐韻(なつね)さんが会場です。
懐韻さんの蔵も、100年以上前のものだそうで、2020年の今、その中で時間を過ごすことができるのは、ちょっと特別なことだと、毎回感じています。

100年前の人も、この柱に触れたかしら?
この高い窓から入る光で、何を見たかしら。

作品展の会場にお借りしているのは、蔵の2階部分です。
急な階段箪笥をあがってたどり着く小さな空間に、漆作品と香りを展示いたします。

漆作品は、春日井市在住の丹羽清美先生にご協力いただきます。
漆、というと、「これは、また、どうして?」とおっしゃる方がいらっしゃいます。

はい。
今年は、漆、なんです。
〈視覚と嗅覚の連動〉なので、目で見ることができる作品なら、私としては、なんでも挑戦させてください、というところです。
でも、実は、丹羽清美先生と、初めてお会いした時に、もうすっかり、作品展にご一緒ください、と、お願いする気になってしまったのです。

個人的な作品展なので、まったくの個人的な理由です。

私の母は、石川県輪島の出身です。
母の父も叔父も、輪島塗の職人だったそうです。
残念ながら、祖父は、私が生まれる前に亡くなっていたので、会ったことはありませんが、漆、という言葉が、見知らぬ祖父との繋がりに感じられたのです。

自分のルーツをたどる。
そんなご縁をいただいたように思います。

過去から今日へ。
なんでも、こうして繋がっているのね。
今日は、いつかの未来を作っているのね。
私も、また、脈々と続く歴史の一端なのだと思うのです。

〈視覚と嗅覚の連動・漆香会〉
10月21日〜25日
in懐韻

会期中は、お食事以外のお客さまでも、作品展をご覧いただけます。

過去から繋がる道の途中に、遊びにいらっしゃいませんか。





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