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蔵の中

蔵の中

こんにちは。
愛知県名古屋市のオーダーメイドフレグランス(香水)メーカー、ジャパンスタイルフレグランスの大野智恵美です。

ブログにも、時々登場しているこの場所。
名古屋四間道にある和食のお店、懐韻さんの蔵の中です。

この蔵の2階を使って、毎年10月に〈視覚と嗅覚の連動〉と言う作品展を開催しています。

目で鑑賞する作品と、その作品の世界を香りで表現したものを一緒に体感いただくという企画です。

おかげさまで、今年で10回目になります。
そして、懐韻さんも、10年目。

懐韻さんは、25年前に、〈香り〉を仕事にするはじめの一歩となった作品展で、会場でのお食事を提供してくださった池田美香子さんのお店です。

それをご縁に、これまでのお付き合いが続いています。

今は、名古屋の四間道といえば、蔵立ち並ぶ、観光名所で特長ある飲食店が多くある地域。
でも、15年前までは、多分、そんなに知られていない、古びた街でした。
ある日、美香子さんと、この辺りを通った時に、
「この辺りに、お店が出したいんだー」
と、おっしゃっていました。
その5年後、お店がオープンの時は、有言実行とは、彼女のことだ、と、素晴らしい進展に、感動しました。

そこから10年。
コロちゃんのおかげで、あっという間以上のあっという間でしたが、私は、懐韻さんと10年のお付き合いのおかげで、街の変化を近くで感じることができました。

名古屋の中で、忘れ去られたような街並みが、数年で、夜中まで人が歩く街になる。
マスコミのおかげで、その変化は、始まると、大きくて、そして、早い。

この蔵が建てられたのは、江戸時代のことだそうです。

どんなに道の上が変わっても、この中の時間は静か。

次の10年、さて、何がどうなるかは、まだ誰もしらないこと。
でも、この場所の時間は、静かであってもらいたいものです。



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