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年の初めの恒例の

年の初めの恒例の

こんにちは。
愛知県名古屋市のフレグランス(香水)メーカー、ジャパンスタイルフレグランスの大野智恵美です。

今日は、香りからちょっと離れたお話。
いやいや、離れていないかな。

名古屋では、毎年、1月に〈ウィスキーラバーズ〉というイベントが開催されます。
その名の通り、ウィスキーを愛する人々のお楽しみイベントです。

メーカーさんや輸入元さん、バーさんやコレクターさんが集まって、ウィスキーファンの皆さんと、新しい世界を広げ、喜びを分かち合う。
そんな日。

ウィスキーだけでなく、ジンも数多く紹介されているのが、私の楽しみ。
植物の香りを楽しむジン。

草の香り、森の香り、スパイスの香り。
ご当地ものが人気のこの頃は、ジンの香りで、各地を旅する気分です。
愛知県のメーカーさんもありますよ。
蒲郡の蜜柑で香り付けをしてあるものの試飲は、会場で人気でした。

香りを深呼吸。
そして、ゆっくり一口、口へ。
喉に落とすと、その後の呼吸で鼻に戻る甘い香り。

これ、生物の進化によって獲得した人類の幸せなんです。

ヒトがまだおさるさんのように木の上で生活していた大昔は、鼻と口は前に突き出していて、その構造上、口腔内を守るために、鼻腔と口内の間には、板のような骨があったそうです。
ところが、夜行性から昼行性に変わり、木から降りて、暮らすようになったヒトは、視覚を優先して使うようになったことで、顔は平面に変わっていき、鼻と口の間の骨はなくなっていったのだそうです。

そうしたら、なんと、食べ物の香りが、口の中から鼻に抜けることに。
これ、食べ物、飲み物が、おいしく感じる元なんです。

よかったわぁ。
人類に生まれて。
幸せだわぁ。
美味しいものを、より美味しく感じられて。

と、言うわけで、今日は、人類である喜びを満喫した日でした。

出店者の皆さま、お疲れさまでした。
運営ボランティアの皆さま、お疲れさまでした。
楽しい1日をありがとう。





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