シンプルはエレガント
こんにちは。
愛知県名古屋市のフレグランス(香水)メーカー、ジャパンスタイルフレグランスの大野智恵美です。
オードトワレ画像、3枚並べてみました。
特長のないボトルでつまらない。
もっと日本的なテイストを入れれば、
などというご意見もいただきますが、実は、この外観には私なりの理由もこだわりもあるのです。
それは、私の敬愛する人物とも関係すること。
「シンプルなことこそ、エレガント」
ガブリエル・ボヌール・シャネルの言葉です。
「色使いのや装飾が時代遅れをつくる」
広く知られたシャネルの香水瓶を思い浮かべてください。
No.5の発売された1921年以来、ほとんど変わらないボトルのデザインです。
1921年と言えば、世の中は第一次世界大戦終了まもない時代。
香水瓶のデザインは、デコラティブなラベルが好んで用いられていました。
その中にあって、シャネルが選んだのは、あのシンプルなデザインでした。
今日までの間に、ラベルのサイズや位置の上下、ヘッドのバランスは、変えられましたが、基本的には、ほぼ変わらずです。
確かに。
シンプルなあのデザインに、時代の差は見つけられない。
「シンプルに。
ボトルはただ四角なだけに。
でも、女性が使うものなのだから、角はとって。」
飾ることが、美しいわけではない。
デザインの繊細さは、多くを見せることではない。
店頭で、あまり多くのことはお伝えできませんが、そんなわけで、今回のフレグランスは、このボトルにこのラベルになりました。
また別の機会に、シャネルのどのあたりが、私に憧れを抱かせるのか、書かせてくださいね。
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