2024年1月
台北、ご飯事情
こんにちは。
愛知県名古屋市のフレグランス(香水)メーカー、ジャパンスタイルフレグランスの大野智恵美です。
先にも私の台湾好きについて書きましたが、そうなんです。
30代前半に、友人に誘われて、台湾の歴史も知らないまま、単に〈近くのアジア〉に遊びに行ったのをきっかけに、ここの魅力にパンチされっぱなしなのです。
人は明るく朗らかで優しい。
これ、今から20年前なら、まだ、街の中の田舎感もありましたし、日本人によい印象を持っているおじいさん・おばあさん世代も残っていたので、そんなに不思議な魅力とは感じませんでした。
でも、今、今なんです。
台北は大都市。
日本で言えば東京で、フランスで言えばパリ。
個人的に知り合えば、どこの街の人でも親切にはなれると思います。
でも、どうかしら?
東京やパリで、通りすがりに親切を受けたこと、ありますか?
逆に、通りすがりに親切をするのは、その後に何か企む怪しい人かもしれません。
でも、ここは本当に親切な人が多いのです。
親切な人の中で育つと、親切が当たり前になる、ってことですね。
台湾では、家では調理をしないので、朝昼晩オール外食。
コロちゃん期間はどうしていたの?
というと、ウーバーさん達が大活躍だったそうです。
ちなみに、学校に通う子供達には、給食やランチルームのシステムもあるようですが、ここでもウーバー人気が高く、お昼時には、バイクがたくさんあつまるそうです。
ここは、ビジネス街にある朝ごはん屋さん。
最近の台北では、パンがおいしくできるようになったせいか、(いやぁ、長らくパンが本当においしくできない街だった)朝食には、サンドイッチやトースト、ハンバーガーが人気です。
常に変化し、受け入れる体制の人柄は、ここにも表れていると思いましたよ。
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時代のループ
こんにちは。
愛知県名古屋市のフレグランス(香水)メーカー、ジャパンスタイルフレグランスの大野智恵美です。
こちらは、5年前の〈視覚と嗅覚の連動〉で販売した作品です。
この回の視覚作品は水彩画。
ボトルの中に、天然石を入れて、その石の持つイメージと絵画と香りをつなげました。
ボトルの中に、石を入れると、成分になってしまうので、肌につける化粧品としての製造は困難ですが、ルームフレグランスとしては、製造可能です。
今、また、このスタイルに人気が。
実は、このスタイル。
20年前に、特許申請を出しました。
もう特許期限は過ぎているので、どちらさまが作ってもよい仕様ですが、仕事を続けていると、こういう時代のループも体感するわけです。
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台湾大好き
こんにちは。
愛知県名古屋市のフレグランス(香水)メーカー、ジャパンスタイルフレグランスの大野智恵美です。
今月、久しぶりに台湾へ行ってまいりました。
台湾は、大好きな場所。
コロちゃんが蔓延する以前は、毎年出かけていました。
台湾の魅力は、人の明るく優しいところ。
そして、海に囲まれて、その歴史のおかげでミックスされた文化と民族のために、食事事情が豊富なんです。
日本の空港につくと、味噌や醤油、出汁の匂いがする、と聞きますが、台湾の匂いは、八角や桂皮のチャイニーズスパイスにまず気がつきます。
そのスパイシーな香りに、
「あぁ、これこれ、この心地よさ。
」と、まずは、ほっと一息。
ちょっと調子に乗ったポージングのショットですが、ここは淡水。
この台湾海峡の向こうは、すぐに大陸です。
世界は広い。
でも、こうして、つながっている。
だから、どうぞ、どの地域も、仲良く、豊かでありますように。
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イタリアンジュエリー
こんにちは。
愛知県名古屋市のフレグランス(香水)メーカー、ジャパンスタイルフレグランスの大野智恵美です。
さて、こちらは、どこか、と言いますと、〈日本イタリアンジュエリー協会〉のサロンです。
この日は、ジュエリーの文化や歴史に触れるお話会。
真ん中のマダムが、協会の理事長、豊田美幸さんです。
ジュエリーのこと、もっと知っていただき、お手元にあるものをもっと大切にしていただきたい。
ちゃんと価値を見る目を持っていただきたい。
そんなお話会です。
実は、私も、この日本イタリアンジュエリー協会の理事の一人です。
長い歴史の中で培われた技術と、ものづくりに価値を見出せる日本人ならば、きっとその素晴らしさに共感できると常々感じています。
一つ一つ丁寧に、その人のために作られるジュエリーは、大量生産の工業製品とは、全く違うやわらかさがあります。
特別なおしゃれの時に使う特別なジュエリー、大好きです。
でも、毎日使う、私らしい小さいけれど本物の輝きを持つジュエリーが、大大大好きです。
ジャパンスタイルフレグランスで、〈日本〉だし、香りの文化の中心は〈フランス〉だし、その流行をもたらしたのは、〈イタリア〉からアンリ2世に嫁いできたカトリーヌ・メディチ。
世界は一つ、ってこう言うことかも、ね。
その中にいられることに、幸せを感じています。
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旅色
こんにちは。
愛知県名古屋市のフレグランス(香水)スクール、ジャパンスタイルフレグランスの大野智恵美です。
日本の魅力を伝えるwebマガジン〈旅色〉にジャパンスタイルフレグランスが掲載いただきました。
コロナの間中、思うように移動ができず、じりじりした気分になっていらした皆さまには、是非ご覧いただき、旅心を解放していただきたいサイトです。
そして、香りの体験も、名古屋の旅の楽しみに加えていただけると、うれしいです。
今回のこの掲載にあたり、数あるアトラクションの中から、ジャパンスタイルフレグランスの調香体験を見つけてくださった編集部の方に、心より感謝申し上げます。
〈旅色〉に名前を連ねていただき、とても光栄です。
人生旅はするものだ。
私自身、そう思っていきています。
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イブサンローランはお好き?
こんにちは。
愛知県名古屋市のフレグランス(香水)メーカー、ジャパンスタイルフレグランスの大野智恵美です。
イブサンローランのパリ。
20世紀の名香の一つです。
発売されたのは、1980年代。
ローズやジャスミンのフローラルに、アンバーが香る、あたたかなフローラルブーケです。
パリの街を歩いているかのような、華やかな気分になる香り。
発売当初は、軽やかな香りとされていましたが、今では、ふんわりとした厚みを感じるデザインです。
この40年で、人々の服装は化学繊維のおかげで軽くなり、それに合わせて身につける香りも、透明感のある軽い印象のものが好まれるようになりました。
香りの流行は、社会のあれこれに纏わります。
衣類の機能が上がって、暑さ寒さへの対応ができる薄い布地が便利な時代。
身に纏う人々の心のうちも、軽やかであればいいのに、ね。
イブサンローランは、その時代に精一杯自由に奔放にしたデザイナー。
マスコミからは、〈幸福な反逆児〉と呼ばれたそうです。
いやいや、彼にとっての幸福がどうであったかは、わかりませんが。
自分を知り、自分を認める。
そんなことが必要な時、私はいつも、彼のことを思い出します。
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松の香り
こんにちは。
愛知県名古屋市のフレグランス(香水)メーカー、ジャパンスタイルフレグランスの大野智恵美です。
松はお好きですか?
唐突ですね。
多分、そんなこと、考えたことないよ、って方が多いかな?
日本の古式ゆかしい庭園には松。
海風強い海岸にも松林。
めでたい時には松竹梅。
松茸見つけるには赤松。
日本人のDNAに入っているかと思うほど、馴染みのある植物です。
私は、この植物が好きです。
松原の中を落ちた松葉を踏みながら歩くのが大好きです。
青く清涼感のあるその香りはパワフルで、松原の中で呼吸をすれば、体の中まで洗われるようです。
どうやら、この清涼感を好むのは、日本人だけではないようで、北欧では、松のような針葉樹の香りは、魂を清めると考えられているそうです。
また、ドイツのあたりでは、ハウスホールド品の森林調の香りと言えば松の香りが多いそうです。
実際に、そのようなシャンプーを使ったことがありますが、もうシャワーしながら、森林浴。
松原の散歩。
森の中の露天風呂。
なんと、気持ちがよいこと!
でした。
松がいくら好きでも、一日の疲れを癒しに行くような近くに松原はないし、一日の終わりに出かけて、夜中の松原は、流石に怖いし、怪しいでしょ。
そんな時に、松の香り。
私は、お風呂に入る時に、松の香りをスプレーしています。
湯気と一緒に香る中で、ゆっくりと手足を伸ばして、温まるのが、冬の楽しみです。
香りは目に見えず、手に取ることもできませんが、いつも呼吸とともに、私の近くにいてくれます。
あなたのリラックスには、どんな香りがいいのでしょうね。
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年の初めの恒例の
こんにちは。
愛知県名古屋市のフレグランス(香水)メーカー、ジャパンスタイルフレグランスの大野智恵美です。
今日は、香りからちょっと離れたお話。
いやいや、離れていないかな。
名古屋では、毎年、1月に〈ウィスキーラバーズ〉というイベントが開催されます。
その名の通り、ウィスキーを愛する人々のお楽しみイベントです。
メーカーさんや輸入元さん、バーさんやコレクターさんが集まって、ウィスキーファンの皆さんと、新しい世界を広げ、喜びを分かち合う。
そんな日。
ウィスキーだけでなく、ジンも数多く紹介されているのが、私の楽しみ。
植物の香りを楽しむジン。
草の香り、森の香り、スパイスの香り。
ご当地ものが人気のこの頃は、ジンの香りで、各地を旅する気分です。
愛知県のメーカーさんもありますよ。
蒲郡の蜜柑で香り付けをしてあるものの試飲は、会場で人気でした。
香りを深呼吸。
そして、ゆっくり一口、口へ。
喉に落とすと、その後の呼吸で鼻に戻る甘い香り。
これ、生物の進化によって獲得した人類の幸せなんです。
ヒトがまだおさるさんのように木の上で生活していた大昔は、鼻と口は前に突き出していて、その構造上、口腔内を守るために、鼻腔と口内の間には、板のような骨があったそうです。
ところが、夜行性から昼行性に変わり、木から降りて、暮らすようになったヒトは、視覚を優先して使うようになったことで、顔は平面に変わっていき、鼻と口の間の骨はなくなっていったのだそうです。
そうしたら、なんと、食べ物の香りが、口の中から鼻に抜けることに。
これ、食べ物、飲み物が、おいしく感じる元なんです。
よかったわぁ。
人類に生まれて。
幸せだわぁ。
美味しいものを、より美味しく感じられて。
と、言うわけで、今日は、人類である喜びを満喫した日でした。
出店者の皆さま、お疲れさまでした。
運営ボランティアの皆さま、お疲れさまでした。
楽しい1日をありがとう。
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